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名古屋活動写真2010年度プロジェクト

名古屋開府400年パートナーシップ事業

 

開府四〇〇年 名古屋の山車祭り

 

 

 作品概要

 2010年は、名古屋開府400年にあたる記念すべき年でした。開府300年祭

 (明治43年)以来、100年ぶりの大規模な山車祭りが行われました。

 名古屋には江戸時代から、からくり人形が載った山車が数多く存在しました

 が、1945年、名古屋空襲により市内中心部にあった山車の大半は名古屋

 城や東照宮等と同様に焼失しました。

 現在市内には40輌ほどの山車が残り、口から口へ、手から手へと伝承され、

 地域の誇りとして、また世代を越えたコミュニケーションの核として大切に受け

 継がれています。

 100年ぶりの大規模な祭りを中心に、昭和8年の映像、お囃子奉納や楫方

 練習風景、祭りの準備、からくり人形師の仕事などを1年間取材。

 約100時間の美しい映像を1時間に編集し、宝物となるこの1年の時空間を

 映像という物質にして後世に残したい。そんな思いで制作した作品です。

 

第23回 愛知サマーセミナー 報告

2011年7月16日(土)3限  東海中学・高等学校

監督の森零が講師をつとめました

 

 講師が制作した記録映像「開府400年 名古屋の山車祭り」の上映を行い、

 祭りにかける地元の方々の思いや伝統を受け継いでいくことの大切さを学びました。

 (*生徒さんの感想文です)

 ・今日の講座を受けて、山車祭りのことが詳しくわかった。山車の上で面をかぶった

     り、逆立ちしたりするのは機械で作っていると思ったら、すべて手作りで作って

     いると聞いてびっくりした。山車をもつ人もたくさん練習していて、いいお祭りにしよ

     うとみんなが一丸となっていて感動した。

 ・細かいところまで装飾がしてあり、どこから見ても観客からきれい に見えるように

    なっていたり、人形が服を着たまましまってあるのではなくて木の骨組みの状態で

    保管してあったり、たくさんの工夫がしてあるんだなと思いました。

 ・お祭りや山車の関係者の方々は伝統や歴史をとても大切にして次の世代に受け

    継ぐと 同時に自分たちも楽しんでいたので大変だとは思ったけどその光景に

    心打たれました。

 

 

 2010年 撮影スケジュール                      

  1/1     お囃子奉納(神皇車)

  6       お囃子稽古(東区の山車保存会数箇所)        

  6/5.6    天王祭 徳川園山車揃え                  

  6/15    出来町 西之切 お囃子奉納               

  7/15    那古野祭 二福車                     

  8/6.7    名古屋城 まきわら船                 

  10/9    花車神明社                        

  10/10   四間道巡行

  10/16.17 名古屋まつり 大山車まつり 名古屋城揃え        

  6〜10月  山車の歴史 資料 からくり人形などのモノ撮り

         保存会の動き これまでの流れ

         13輌以外に現存する山車や町内のエピソード      

         10〜12月 編集 ナレーション テロップ作業

 2011年                                    

  1月末   DVD完成                           

  3月中旬  DVD配布

 

 構成

●山車の歴史・エピソード

●お囃子奉納・練習風景・準備風景

●天王祭・名古屋まつり・大山車まつり・各地域のまつり

●各車の背景や歴史・現代の取り組みや保存会の動き

●技術を伝える職人たち

●開府300年の頃やそれ以前の資料

●これからの名古屋・伝統に対する深い想い

 

 神皇車・湯取車・鹿子神車・河水車・王義之車・福禄寿車・紅葉狩車・二福神車・内屋敷唐子車・

 相原町唐子車・布袋車・中町唐子車・神功皇后車の計13輌を主軸として制作しました。

 完成作品はDVD(2000枚)にプレスし、小中学校・高等学校、行政・公共機関、山車保存会、

 美術館や博物館などに無料配布し教材や資料名古屋のPRに使用、活用して頂きます。

 3000円以上の 

映画製作協力金を

していただいた方に

「開府四〇〇年

名古屋の山車祭り」

DVD(60分)を進呈いたします

詳細はこちら